お越しいただきありがとうございます。
今年は桜の開花が遅いような気がして調べたら平年は24日ですって。
去年は14日、平年より10日も早かったのですね~
来週あたり、
靖国神社の桜の標本木に
5,6個の花が咲きそうです^^
2月、3月に読んだ本の中から、他は料理の本ばかりですが(笑)
「本を守ろうとする猫の話」 著者:夏木草介
※花壇に本を置いて写真を撮ったのではなく合成しています。お花は 「シラーシベリカブルー」
あらすじは、つるひめさん (id:tsuruhime-beat)の記事をどうぞ(*^^*)
出てくる人物がみんないい人で読んでいるうちに何故か癒され幸せになれる本です。
読み終わったら自分もご近所の仲良しさんみたいな気持ちになっています(笑)
横道世之介は何でもない1日みたいな人
悲しいところもあるけど温かい空気に包まれます。
そして人の死の乗り越え方を示してくれていいる様な気もしました。
ところで、
ブータンと言う国のことを知っていますか?
”世界一幸せな国”として有名になりました。
この場合の幸せとは裕福、豊かな生活とは異なります。
豊かなのは心です。
ある時、世之介が住む「ドーミー吉祥寺の南」という下宿に、ブータンからの研修生タシさんが数日を一緒に過ごすことになります。
もし、1億円の宝くじが当たったら何を買うか?という話になった時
タシさんは全額お寺に寄付すると言ってみんなを驚かせます。
自分のために使う方がいいよと言われても
「自分の欲しいもの買ったら幸せ、誰かが幸せになれば幸せ」
お寺に寄付することが自分の幸せ、自分のために使うことなのだと言います。
ブータン人はそう考えるのだそうです。
なんて豊かな考え方だろうと思いました。
そう思っても、
私は1億円当たって全額を寄付なんてできないなぁ
まぁ、当たりませんけど。
宝くじ買ったことないです(笑)
心に残った言葉を引用してみました。
📌ブータン人のタシさんの言葉
私が誰かに生まれ変わる。そしたらその生まれ変わった誰かは、きっと今、私が愛している人たちの生まれ変わりにとても愛されるんだと思います
📌世之介が同じ下宿人のエバを応援する時の言葉
誰かのために生きるって素晴らしいことだって
誰かのことを思える時間を持てるって何よりも贅沢なことだって
人生の時間ってさ、みんな少し多めにもらってるような気がするんだ
自分のためだけに使うには少しだけ多い
世之介のような人がいたら友達になりたいですね。
「ドーミー吉祥寺の南」にも住んでみたい。
あけみさんの作る料理を食べてみたい。
この本を読むとみんな優しくなれるような気がしたのは私だけではないと思います。
猫がしゃべります!
猫とおしゃべりができたらどんなにか楽しいでしょうね
本を守るために猫と主人公が迷宮の主たちと戦うファンタジー
どんな迷宮の主かと言うと
📌多読・速読を良しとする迷宮の主
📌本の内容を簡素化しあらすじ化する迷宮の主
📌売れる本だけを作る迷宮の主
3つの迷宮の主と議論し林太郎はそれぞれの主たちに気づきを与えます
最後に
📌本の妖精?には本の力、”人を思う心”について語りかけます
これは本をゆっくり楽しまなくなった現代人への警鐘かもしれません
本に留まらず、効率やコストパフォーマンスばかりを重視している私たちの生き方に苦言を呈しているのかもしれません。
テレビは録画し、2倍速、3倍速で観る
1日中スマホ片手に目で追う情報
耳にはイヤホンを突っ込んで四六時中音楽を聴きながら
脳は一度にどれだけの情報処理をしているのでしょう
そりゃ、疲れるでしょうね~
📌この本の中の主人公、林太郎の祖父が言う言葉
ときに一行一行を吟味し、何度も同じ文章を往復して読み返し、ゆっくり進めていく読書もある。
本には力があり、時代を超えてきた古い書物には、それだけ大きな力がある。力のあるたくさんの物語を読めば、お前はたくさんの心強い友を得ることができる。
📌この言葉から林太郎は本の力とは何なのかを考えます。
本には力がある
本はもしかしたら“人を思う心”を教えてくれるんじゃないか
”人を思う心”は知識を詰め込む勉強では育ちません。
2冊共に素敵な文章が散りばめられていて、深く考える時間が出来ました。
たまには立ち止まって考えないといけませんね。
ありがとうございました。
富山に行った時にとやマルシェのお姉さんが、期間限定で置いてありますと声掛けしてくださったので買ってきました。
中田屋のきんつば大好きなのです。季節商品の「さくら」
・カマスの酢〆(焼き霜造り)
・お揚げさんと小松菜と柿のお浸し
・煮物(鶏もも肉、蓮根、人参、絹さや)
・お造り盛り合わせ(鯛、ホタテ、鰤)
・海老入り蓮根饅頭の柚子あん(蓮根すりおろしに海老を入れ蒸し、柚子あんかけ)
・鯛あらのお吸い物
・豚肉とアスパラガスの塩胡椒炒め
ご馳走さまでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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