煮物、茶わん蒸し、お浸し、うどん…
どれも、それぞれご家庭の味、お住いの地方の味というものがあります。
だから、こういう料理の味付けにスタンダードはありません。
若い時は洋食を好む傾向がありますが、だんだん年齢を重ねてくると、煮物や和え物が恋しくなります。
今は粉末出汁や液体出汁もいろいろ手軽なものがあって重宝していると思います。
(私は化学調味料の入った出汁の味が苦手なので使いませんが)
和食を作る時、基本となるのは出汁です。
出汁を取って、砂糖や塩、醤油、味醂などを入れて味を決めていくのが苦手とか面倒と思っている方もたくさんいらっしゃると思います。
でも、白だしさえあれば、大丈夫なのです。
出汁や調味料がなくても和食ができるのです。
言わば、和食用の調味液です。
これさえあれば、和食が簡単にできます。
私は記事に書く時に返しや白だしを使ったレシピを、できるだけ普通の調味料に置き換えて書いています。
今回、白だしのレシピが知りたいというコメントをくださった方がいらしたので記事にしましたが、白だしって一般的なのでしょうか。
<白だし(ダシ)の作り方>
●材料
酒・・・150㎖
みりん・・・150㎖
出汁昆布(何でもOK)・・・10㎝
厚切り鰹節・・・小さくひとつかみ
酢・・・小さじ1
鰹節・・・小袋1袋
保存容器(消毒済み)
<烏賊の刺身> 生姜醤油で
<鰹のタタキ> 薬味:生姜みじん切り、茗荷千切り、貝割れ、大葉千切り
たれはポン酢と醤油を2:1+鰹節を1時間漬け込み濾したもの
数年前に、福岡北九州(小倉)の小倉城や松本清張館、旦過市場など見学して立ち寄った居酒屋さんで「鰹の藁焼き」を注文しました。
その時の写真です。藁をボウボウ燃やして鰹の表面を焼いていました。
藁の香りを纏った鰹の美味しかったこと。
昨日の夕飯に戻ります(笑)
<白だしを使った春菊としめじ、お揚げさんの煮浸し>
<白だしで南瓜の煮物>
水ときび糖、白だしだけで煮ました。水200㎖に対して白だし大さじ1が目安です。
うどんのつゆも茶わん蒸しも煮物も目安で入れて、後は食材の持つ甘味や塩味と相談して決めます。
ご馳走様でした。